目線の流れを意識する

ふと気づいたのですが、アップにした被写体や被写体の背景にあるもの(建物など)は画面左が切れるようになっているものが多い気がします。また、自動車が被写体の写真であれば、画面の左奥から右手前に近づいてくるもの、画面の左手前から右奥に走っていくものが多い気がします。...

ふと気づいたのですが、アップにした被写体や被写体の背景にあるもの(建物など)は画面左が切れるようになっているものが多い気がします。また、自動車が被写体の写真であれば、画面の左奥から右手前に近づいてくるもの、画面の左手前から右奥に走っていくものが多い気がします。

理由を考えてみたのですが、人間の視線は、横方向は左から右へ、縦方向は上から下へ流れるのが普通です。したがって、被写体が画面左で切れていると視線が右へ流れたときに被写体が完全に写っているので違和感はないし、自動車も上記のように撮影する方が写真の中にも奥行を感じます。

こういったことを意識して色々な写真を見てみると、逆向きのものは心の奥底に小さなストレスを感じるものもあります。考えすぎかも知れませんが、ちょっと意識して見てみるとおもしろいかもしれません。

Published 2007-08-08
Updated 2019-06-25