CSS Nite LP, Disk 6「CMSリベンジ編」(2009年6月27日開催)に申し込みました。今回のテーマは、「Movable Type 以外の国産CMS」です。 この数年の間に、Web周りの進歩は、技術的なものにとどまらず、それ自体の利用方法というか立ち位置というものが大きく変化していると思います。単に「企業のパンフレット」のような存在だったWebサイトが、事業活動にとって「最高の営...
CSS Nite LP, Disk 6「CMSリベンジ編」(2009年6月27日開催)に申し込みました。今回のテーマは、「Movable Type 以外の国産CMS」です。
この数年の間に、Web周りの進歩は、技術的なものにとどまらず、それ自体の利用方法というか立ち位置というものが大きく変化していると思います。単に「企業のパンフレット」のような存在だったWebサイトが、事業活動にとって「最高の営業ツール」であり「最高のマーケティングツール」となりうるものだ、との認識がクライアント側にも広く浸透してきていると思います。
そのような背景の中で、Webサイトの更新頻度は必然的に高くなります。そして、それを低コストで効率よく実現するシステムがCMSですね。
ここ数年の間に、Webサイト制作における CMS 導入の案件はぐっと増えたのではないでしょうか。
僕も約1年前、自分の勤める会社のWebサイトのリニューアルに携わりました。そのとき、CMSの導入を推進し、その選定にも関わりました。また、最近では個人でWebサイト制作を本格的に始めていこうと思っています。そういった意味で、今回のセミナーは非常に興味があります。
僕の会社のWebサイトリニューアルでは、CMSの導入は、リニューアル時の柱でもありました。
それまでは、更新の必要があるたびに制作会社に依頼し、週に1度か2週に1度、まとめて更新してもらうという体制でした。つまり新商品が出たとしても、それをリアルタイムで更新することができず、多くの機会損失を招いていました。
それを打開することが、CMS導入の大きな理由の一つでした。
僕の会社のWebサイトは、ユーザビリティを考慮して、「コーポレートサイト」と「ショッピングサイト」を分離することになりました。そのため導入するCMSも、コーポレートサイト用のCMSと、ショッピングサイト用のCMSを別々に導入することになりました。
もちろん一つのCMSでカバーすることも可能かも知れませんが、そこにはこだわりはなかったので、それぞれに向いているものを別々に導入した方が得策だったのです。
さて、数社に話を伺って、候補に挙がったCMSの組み合わせは次のとおりです。
最終的にはこの組み合わせに決定しました。決定要因はいくつかありますが、代表的な理由は次の通りです。
いくら便利で高性能なCMSを導入したとしても、それに見合った利益が上がらなければ何の意味もありませんので、やはりライセンス料は比較材料として最も重要なものかもしれません。
EC-CUBE、XOOPS、Zen Cart は無料ですので、有料のものは次の2つでした。
10倍です。この差は大きいです。でも注意しなくてはいけないのは、WebRelease 2 はページ数が 500ページを超えると Enterprise Edition に移行しなければならなくなり、その費用が 2,625,000円必要になります。つまり合計で 3,000,000円を超えちゃうわけです。さんびゃくまんです。
つまり、サイトを運営していく過程で、ページ数が500ページを超えないように注意しなければならないのです。この料金は正直痛かったです。
カスタマイズが比較的自由にできることも大きな理由の一つでした。Movable Type は、プラグインなどでかなり自由にカスタマイズできるのは周知の事実です。しかし、「自由」ということには、そういった技術的な自由度に加えて、そのカスタマイズをできる会社が多くあるという制作会社移行の自由も重要だと思います。
このご時世ですから、制作してもらった会社がずっと存在している保証はありません。万が一が生じたときに、いくら元の制作会社が自由にカスタマイズできたとしても、そのシステムが独自の物だったら、次の制作会社に移行するときにゼロから作り直さなければならないリスクがあります。そういった制作会社選択の「自由」も重要だと思いました。
候補に挙がったCMSならば、どれも多くの会社が扱えると思いますが、やはりMovable Type を扱える会社が群を抜いて多いのではないでしょうか。
幸い、今回リニューアルをして頂いた制作会社は、非常にすばらしい会社で実力もあると思うので、この先も安泰だと思っています。
また、Movable Type であれば、少しのカスタマイズなら僕でもできるので、いちいち制作会社案件にしなくて済むことも多々ありますので、そういったメリットも大きいです。
さて、その他にも色々と選んだ理由はありますが、また今度頭を整理してまとめてみようかと思います(いつになるやら)。
ついでですが、今僕が興味のある CMS や CMSとして使えるツールをリストアップしておきます。
僕はCMSが好きなんですね。
さて、上記の中には「管理画面でコンテンツを更新する系」のものと、「ユーザーが見ている画面のままコンテンツを更新する系」とに分かれると思います。
僕個人としては、MTのようは管理画面でコンテンツを更新する方が好きです。管理画面のカスタマイズ次第では、更新するクライアントにとってとても便利になると思います。
おまけです。今回の「CSS Nite LP, Disk 6(LP6)「CMSリベンジ編」(2009年6月27日開催):国内産CMSに特化したセミナー」を盛り上げようと、Movable Typeのプラグインを作ってみました。
制作時間は、『Movable Typeプラグイン開発入門』を見ながらですが、2時間ちょっとです。
プラグイン開発に関しては、全くの素人の僕でもこんなに手軽にプラグインが作れちゃうのも Movable Type の魅力です。だから好きなんです(結局そこかよって感じですが)。
上記のファイルを解凍し、Movable Type のインストールディレクトリにアップロードすればOKです。
インストールに成功すると、次のファンクションタグとグローバルモディファイアが使えるようになります。
「CSS Nite LP, Disk 6(LP6)「CMSリベンジ編」(2009年6月27日開催):国内産CMSに特化したセミナー」のページの下部にあるバナーリンクのソースを出力します。
size モディファイアに 1 から 5 のいずれかの値を設定することで、上記ページにある5種類の大きさのバナーを選んで出力することがでいます(上から順に 1 から 5 です:2009-05-31現在)。
特にコンテキストには依存しないので、どこで使ってもOKです。
任意の MTタグに css_nite_lp6="1" を設定することで、設定したMTタグの出力結果の先頭に以下の JavaScript を追加し、MTタグの出力結果の中にある「CSS Nite」という文字列を以下のような span 要素に置換します。ちょっとスパム的なプラグインかも w
<script type="text/javascript">
//<![CDATA[
function cssNite () {
var cfm = confirm('CSS Nite LP, Disk 6「CMSリベンジ編」のサイトを開きますか?');
if(cfm){
location.href = 'http://lp6.cssnite.jp/'
}
}
//]]>
</script>
<span id="css_nite_lp6" title="6月27日(土):5つの国産CMS-WebRelease 2、a-blog cms、SOY CMS、CMS Designer、RCMS-にスポットをあてた『CSS Nite LP, Disk 6「CMSリベンジ編」』" style="border-bottom: 1px dotted #666666;cursor: pointer;" onclick="cssNite();">CSS Nite</span>
これにより、置換された「CSS Nite」という文字にマウスオーバーすると、titile 要素にある情報が捧持され、クリックすると、確認アラートの後、同イベントページへジャンプします。
なお、動作確認は Firefox と Safari (いずれもMac)でしかやっておりませんのであしからず。
以上です。