MTDDC Meetup Tokyo 2011 のスライドで紹介した「alt-L10N プラグイン」を改めて紹介します。僕にとってはもはや必須のプラグインとなっている alt-L10N プラグインです。 alt-L10N プラグインは、ブログごとに代替言語ファイルを適用できる Movable Type プラグインです。言い換えれば、ブログごとに管理画面のラベルや文章などの文字列を変えることができる...
MTDDC Meetup Tokyo 2011 のスライドで紹介した「alt-L10N プラグイン」を改めて紹介します。僕にとってはもはや必須のプラグインとなっている alt-L10N プラグインです。
alt-L10N プラグインは、ブログごとに代替言語ファイルを適用できる Movable Type プラグインです。言い換えれば、ブログごとに管理画面のラベルや文章などの文字列を変えることができるプラグインです。Power CMS for MTで有名なAlfasadoさんのGithubで公開されています。
なお、導入するメリットなどについては、以下の記事が参考になります。
まず、alfasado/mt-plugin-alt-L10N - GitHubからプラグインをダウンロードします。
ダウンロードしたファイルは、割と長い名前ですけどそれで大丈夫ですので、不安にならないでくださいw(github はみんなそうなります)
ダウンロードしたファイルを展開します。その展開したフォルダの構成は次のようになっていますので、plugins フォルダの中の AltL10N フォルダを、Movable Type をインストールしてあるディレクトリ(アプリケーションディレクトリ)直下の plugins ディレクトリにアップロードします。
【展開したフォルダ】
【アップロード】
[システム → ツール → プラグイン] に「alt-L10N」が表示されればインストール完了です。
alt-L10N プラグインは、plugins/AltL10N/L10N 直下に入れた言語ファイルが、システム全体に適用される代替言語ファイルとなります。また、plugins/AltL10N/L10N にブログIDのディレクトリを作成し、その中に入れた言語ファイルが、ブログごとに適用される代替言語ファイルとなります。
Movable type 本体の言語ファイル(ja.pm)は、以下の場所にあります。
このファイルをコピーしてカスタマイズし、適用させたい対象をよく考えた上で、上記のディレクトリ構成になるようにして代替言語ファイルを配置しましょう。
alt-L10N プラグインを利用するとき、適用される言語ファイルの優先順位は次のようになります。優先順位を利用して効率の良い書き換えを行いましょう。
コツと言うほどのことでもないかもしれませんが、念のため。
用語を一括置換するときは、長い用語から置換しましょう。例えば「ブログ」を一括置換する前に「ブログ記事」を一括置換しましょう。当たり前か。
元々ある用語とのバッティングに注意しましょう。例えば、「ウェブサイト → データベース」「ブログ → データテーブル」と置換するとき、最初の置換で利用した「データベース」という用語は既に存在しています。この場合、後から「データベース」を別の用語に置換しようと思ったとき、自分で置換した「データベース」と初めから存在する「データベース」という用語の区別がつかなくなってしまいます。
このような場合は、最初に「データベース → DATABASE」などと置換して、それから「ウェブサイト → データベース」と置換するようにすると良いと思います。
言語ファイルは Movable Type 本体のバージョンアップとともに変更される可能性があります。変更された場合は、代替言語ファイルの方も最新の言語ファイルに差し替えてもう一度置換し直さないと、MT本体に新たに追加された機能などが正しくローカライズ(つまり一般的には日本語化)されない可能性があります。
そのとき、代替テンプレートの場合はソースを見れば思い出すかも知れませんが、代替言語ファイルではそうはいきません。
そのような時のために、僕はエクセルなどで変換表を作っておくようにしています。ブログIDごとに、どの用語をどのように置換したかをわかるようにしておきます。これで、再度置換し直す必要があったときでも安心です。
以上です。alt-L10N プラグイン、是非お試しください。