Craft CMS のリッチテキストエディタを拡張するプラグイン「Redactor Extras for Craft」のインストール方法と使い方を簡単にご紹介します。
Craft CMS では Redactor というリッチテキストエディタが採用されており、表示するボタンなどは JSON ファイルで簡単に設定できます。
デフォルトのエディタにはテキストを左右に寄せるボタンが無かったので JSON に追記しようと思いましたが、残念ながら左右寄せには対応していないようでした。そこで、@BUN さんに教えていただいた Redactor Extras for Craft という Craft プラグインを使ってみることにしました。
なお、以下は Craft 2 での話になります。
Redactor Extras for Craft から ZIP ファイルをダウンロードして展開します。
展開したディレクトリの中に redactorextras
というディレクトリがあるので、これを Craft のプラグインディレクトリ( craft/plugins
)にアップロードします。
次に、Craft の管理画面の 設定 > プラグイン
を開きます。
Redactor Extras
の右端にある インストール
をクリックしてインストール完了です。
ただし、このままだとテキストの左右寄せはまだ使えません。まずは Redactor Extras
の設定をする必要があります。
設定 > プラグイン > Redactor Extras
を開きます。
今回はテキストの左右寄せが使いたかったので、 Redactor Extras
の設定の Extra plugins
のところにある Alignment
を 有効
(緑)にして設定を保存します。
他にも Custom plugin
をインストールできたりもするようなので、今度試してみたいと思います。
ここまでの設定をいよいよエディタに反映させます。設定方法は下記のページに説明があります。
今回は、 Standard
の設定ファイルを複製し Standard2
として、テキストの左右寄せを追加してみます。
まず、下記のファイルを複製します。
craft/config/redactor/Standard.json
名前を Standard2
に変更します。
craft/config/redactor/Standard2.json
Standard2.json
をエディタで開いて、 plugins
の末尾に ,"alignment"
を追記します。
{
"buttons": ["format","bold","italic","lists","link","file","horizontalrule"],
"plugins": ["source","fullscreen","alignment"]
}
このファイルを再度アップロードします。
今度は、この Standard2
を利用するリッチテキストフィールドを設定します。今回はデフォルトで用意されていた Body
フィールドの設定を変更します(ここでは予め Body
を 本文
に変えてあります)。
設定 > フィールド > 本文
を開きます。
フィールドタイプ
が リッチテキスト
になっていると思いますが、その下の 設定
ドロップダウンリストから Standard2
を選択し、設定を保存します。
これでリッチテキストでテキストの左右寄せが使えるようになりました。
今回はテキストの左右寄せを例にしましたが、他にも色々追加できるのでお試しください。
以上です。