これは MTAppjQuery Advent Calendar 2018の 25日目の記事です。 2018年のまとめとして Movable Type 7 と MTAppjQuery のこれからについて考えてみたいと思います。
これは MTAppjQuery Advent Calendar 2018 の25日目の記事です。
今年は初めて MTAppjQuery のアドベントカレンダーを作ってみました。幾つか穴が空いてしまったので、年末年始の宿題として埋めていきます(笑
さて、今年は待望の Movable Type 7 がリリースされました。リリースから数ヶ月経ち、Movable Type 7 を利用する案件も徐々に増えてきましたね。また、MTAppjQuery 2 もご利用いただいており、本当にありがとうございます。
Movable Type 7 と MTAppjQuery のこれからについて考えてみたいと思います。
Movable Type 7 から導入されたコンテンツタイプ。コンテンツの名前から始まり、どのようなフィールドを使うかまで自由に定義できます。
これまでの Movable Type であれば、 記事
にカスタムフィールドを追加していく形式でしたが、今後は 記事
を別のコンテンツに置き換えて考えることなく、それぞれのコンテンツに必要なデータを必要な形で持つことができるようになりました。
これにより、これまで MTAppjQuery でカスタマイズしてきた「ラベル名の変更」や「フィールドの並び順」のカスタマイズは不要になります。素晴らしいですね。
しかし、残念ながら、コンテンツタイプに多くのフィールドを設定した時に縦に間延びしてしまう問題や、同じコンテンツデータ同士の関連付けなどは MT 7 標準の機能ではカバーできないので MTAppjQuery の出番になります。
また、たとえそれらが標準機能で対応できるようになったとしても、CMS 標準の機能ではカバーしきれないクライアント固有の要望は必ずと言っていいほどあるので、MTAppjQuery の需要は今後も続くと思います。実際、Movable Type の管理画面よりも一歩先を行っている Craft CMS の場合でさえ、管理画面をカスタマイズして使うことがよくあります。
MTAppjQuery 2 で実装された mtapp.multiField とは? でもご紹介した、MTAppjQuery 2 の目玉機能の一つである mtapp.multiField()
は、個人的には MT 7 標準のブロックエディタよりも実案件では使いやすいと思っています。
しかし、そのデータをテンプレートで取り出すのが少し難しいというのが現状です。具体的な方法をぐっちーさんが書いてくれました。
この取り出し方については、正直言って未だに解決策が見えていませんが、現状では mt:Foreach
mt:NestVar
を使って取り出すのが一番良いのかな、と思います。ここは模索し続けたいと思います。
MTAppjQuery は制作者を助け、それが結果的にその制作者のクライアントのためになる、とうのがコンセプトのプラグインでもあります。
今後も、制作者のみなさんが Movable Type の管理画面をカスタマイズしやすいように進化させたいと思いますので、ご意見、ご要望などお気軽にご連絡ください。
それでは、2018年もお世話になりました。来年も Movable Type と共に MTAppjQuery をどうぞよろしくお願いいたします!