3分でできる WordPress の開発環境 - DDEV 編

DDEV を使って WordPress のローカル環境を構築する方法をご紹介します。

今日は久しぶりの WordPress ネタです。

この週末、NZ の知人からローカルに WordPress の開発環境を簡単に作る方法を知らないか尋ねられ、「それなら DDEV でしょ」と即答しました。

ほぼ毎日、Craft CMS のローカル環境で利用している DDEV ですが、Craft CMS に限らず他のいろいろなCMSに対応しています。もちろん WordPress も。

そこで、実際にローカル環境を作ってみました。Homebrew、Docker、DDEV がインストールされていれば、本当に3分もかからずに WordPress のローカル環境が構築できます。

DDEV 環境の構築

まだ DDEV を使ったことがなければ、「DDEV を使って Craft CMS のローカル開発環境を構築する」の記事にある以下の4つのステップを完了してください。

  • Docker のインストール
  • Homebrew のインストール
  • DDEV のインストール
  • mkcert と nss のインストール

WordPress 環境の構築

では WordPress のローカル環境を構築します。

まずは以下のコマンドでローカル環境用のディレクトリを作成し、そのディレクトリに移動します。

mkdir wordpress
cd wordpress

続いて、以下のコマンドで DDEV 環境を初期化してスタートします。--project-type=wordpress のオプションにより、この環境は WordPress 用ですよ、と伝えています。

ddev start コマンドの後、hosts ファイルを書き換えるためにコンピュータのパスワードを聞かれますので、入力してエンターします。

ddev config --project-type=wordpress
ddev start

次に WordPress のコアファイルをダウンロードします。

ddev wp core download

そして、以下のコマンドで WordPress のインストールもしてしまいます。

ddev wp core install --url='$DDEV_PRIMARY_URL' --title='【WordPressサイト名】' --admin_user='【adminなどの管理者名】' --admin_email='【管理者Emailアドレス】' --prompt=admin_password

これを実行すると管理者パスワード(admin_password)の入力を求められますので、入力してエンターします。

これで環境構築は完了です。最後に以下のコマンドで WordPress のダッシュボードをブラウザで開くことができます。

ddev launch wp-admin/

以上です。一度 DDEV 環境ができてしまえば、ほんの数分でいくつでも環境を構築することができます。

DDEV、本当に便利で素敵ですね👏

公式ドキュメント

CMS Quickstarts - DDEV Docs

Published 2024-03-26
Updated 2024-03-26