Mac で git diff コマンドの差分を Kaleidoscope で確認する

Git のコマンドラインで差分を確認するときに Kaleidoscope で差分を見れるようにする方法をご紹介します。

僕は普段、 Git に関しては Tower という有料の Mac 用 Git クライアントを利用しています。やっぱり GUI は楽でいいです。

しかし、たまにコマンドラインで Git を使うことがあります。例えば、特定のコミットから現在のワークツリーの状態とを比較して変更があったファイル一覧を出力し、それぞれのファイルについて、どのような変更があったのか差分を確認する、という流れで作業をします。

コマンドでいうと下記のような流れです。

# まずは変更のあったファイル一覧を出力
git checkout <特定のブランチ>
git diff --name-only <コミットハッシュ>

# 上記で出力されたファイルについて下記のコマンドで内容を確認
git diff <コミットハッシュ> -- <上記で出力されたファイルのパス>

このように git diff コマンドで差分は見れますが、上下に表示されて見やすいとは言えません。この差分を Kaleidoscope で見ることができるようになる、ということになります。

Kaleidoscope の設定

まずは Kaleidoscope を起動して、Kaleidoscope メニューから Integration を開きます。

Difftool kaleidoscope01 min

続いて、 Git のタブをクリックして、Git Command-Line Integration をインストールして設定していきます。下図はすでに設定した後ですが、図にある通り①の Install、②の Configure の順にクリックしていきます。これでインストールから設定まで完了です。

Difftool kaleidoscope02 min

git difftool コマンドを使う

あとは、今まで git diff で行っていたコマンドを git difftool に置き換えれば自動で Kaleidoscope が立ち上がり、差分を見れるようになります。最初に挙げたコマンドの例だと下記のようになります。

git difftool <コミットハッシュ> -- <上記で出力されたファイルのパス>
Published 2020-10-22
Updated 2020-10-22