エクセルで作るシンプルな FAX 送信状の住所録パックなるものを作りました。送信先の住所録やメッセージ入力欄を出力するデザインと切り離しているのでとても便利で業務効率化が可能です。
エクセルで作るシンプルな FAX 送信状の住所録パックなるものを作りました。かなり強力です。
以前のエクセルで作るシンプルな FAX 送信状 (Excel 2003)よりも、さらに業務の効率化が図れるのではないでしょうか。
お手元に1冊あると便利です。
デザインと言っていいのか疑問なほどシンプルなデザインなので、業種を問わず使えるのではないかと思います。
使い方を簡単に説明します。
※更新情報は、ページ下の「チェンジログ」を参照してください。
FAX 送信状は Word のテンプレートが主流のようですが、それだといちいちマウスを動かして、入力欄を選択して入力、選択して入力、の繰り返しで面倒くさいです。また、間違えて改行とか入れると欄が乱れたりしてイライラします。
その点、この Exel のテンプレートは、入力欄と印刷用を別シートに分けてあるので、入力、Enter、入力、Enter をガンガン繰り返せばいいので、作業が早いはずです。一人当たり、1 枚送信するのに 2 分短縮できます。
さらに、この住所録パックでは、新たに住所録のシートを追加しました。それにより、住所録に登録されている人の中から FAX を送信したい人をドロップダウンリストで選択すると、FAX 送信状の送信先欄に自動的に値が入力されるようになりました。
このファイルには、次の 4 枚のシートが入っています。
1枚目の「入力欄シート」が入力用になっています。このシートの表の「送信先」以外の項目に必要事項を記入すれば、残りのシートに反映されます。自分の情報を入力して、一度保存しておけば後から楽になるますね。「送信先」については、下記の住所録シートで選択することになります。
注意点としては、「内容」欄などのセルの中で文章を改行するには「Alt + Enter」としてください。
住所録のシートに、送信先のデータを追加していきます。
1 行目のドロップダウンリストで、追加した送信先の中から送信先を選択すれば、入力欄シートの「送信先」にデータが自動的に入力されます。ドロップダウンリストは、「会社名」「部署名」「役職名」「氏名」それぞれに設置してあり、またそれぞれが連動していますので、どの項目からも選択できます。また、「 A1 」のセルに、半角数字で ID 番号を直接入力しても OK です。
サンプルでは、A 列の ID 1 の行は空欄になっていて、 ID 2 の行以降にサンプルデータが入力されています。 ID 1 の行は、「送信するけど住所録に保存する必要なないよー」というときの入力欄として空けておくことをお勧めします。
住所録は、1,000 件まで入力できます。それ以上になる場合は、関数内の数値を多少変更する必要があります。
A 列の「 ID 」から G 列の 「FAX 」までは変更すると不具合が生じますが、H 列の「住所」以降は自由に変更できるので、住所録として使いやすいようにカスタマイズしてください。
送信状は 2 パターンあって、1つには PR 欄を設けました。会社や個人の PR に使えば良いかと思います。
なお、左上のホワイトスペースは、クリップアートを入れたりしたら良いかと思います。僕はそのまま使用しています。
以前のバージョンでは、デザインを一応 2 パターン用意していましたが、今回から 1 つのみにしました。お好みでカスタマイズしたら良いでしょう。
デザインなどをカスタマイズするときは、「ツール」>「保護」>「シート保護の解除」をしてください。
以下のリンクから最新版のファイルをダウンロードして、解凍してお使いください。
ユーザーからの要望により、「住所録」のシートで、「会社名」「部署名」「役職名」「氏名」それぞれにドロップダウンリストを設置し、どの項目からも送信先を選択できるようにしました。説明文の内容もそれに合わせて修正しました。
エクセルで作るシンプルな FAX 送信状 - 住所録パックを公開しました。
以上です。